BIGPADDY in BAOAN

明けましておめでとう御座います。

ここ番禺は快晴、蓮花山公園の最高地点から初日の出を拝んで来ました。この方向は陸地続きで地平線の低い所には雲があって中々太陽が現れずヤキモキでした。今年最初の写真です。

世界的に有名な珠江デルタ地区、そのなか番禺は周りが川で囲まれた大きな中州、ココから外に出るには必ず河を渡る必要が有ります。そしてコノ蓮花山公園は大きな岩盤の山、工事とかで露出した崖を見ると小石や砂が堆積した層がキッキリ見えて、太古の昔はココは水底或いは海底だった事が容易に判ります。公園の看板を見ると2200年の昔から採石が行われていたらしい、なので公園の周辺は崖崖・・・それもキッチリとした直角、周りに岩場が無いためココが唯一の採石場だったのでしょう。公園内には巨大な禅寺、巨大な菩薩像、巨大な塔が有ってどれも仏教と関連したもの、この岩山一帯が宗教関連施設という事です。

大事な用が有って朝早く起きて、観瀾汽車駅(バス駅)、午前8時半発の高速バスに乗って、午前10時半着、番禺汽車駅(バス駅)で降り立つ、生まれて初めての土地ですが、いつもの通り衛星地図とバス路線を事前に調べたので迷う事は有りませんが、いかんせん台風の影響で降り始めると強風と横殴りの雨！最悪の日です。

今日の大事な用は午後3時からなので可也の余裕が有ります、という事で番93バスに乗ってバス駅から番禺市街、番禺広場周辺を散策する事に。写真は間違いなく番禺を歩いて来たという証拠写真です。まだ時間は十分なので近くに公園は無いか？携帯電話の衛星地図で探るとちょっとの距離に、蓮花山公園を発見。良し!今日の散歩は決まり！再び番93バスに乗って蓮花山公園を目指します。
終点の蓮花山バス停付近はイワユル田舎の風景、歴史的価値のある建物ほどでは無く改革開放後の町並みです。それにしても強風と横殴りの雨！左手で傘、右手でカメラを持つと不便で仕方ない、バス停から約1キロ歩くと蓮花山公園を発見、しかし有料らしく入園は止め。急遽予定を変えて蓮花山埠頭(漁村)まで歩く事にしました。
再びドシャ降りになり、それでも埠頭(漁村)見たさに靴に水が入りビショ濡れになりながら歩き続けました、ある狭い路地に入り絶対によそ者の格好で、不審者に見えたかもしれませんね。この大雨の中で、とにかく埠頭(漁村)に到着する事を考えていました、写真は民家の軒の漁船置場ですが埠頭では無いもよう。
民家の並びは整然としていますが、とても密集して路地がとても狭いので自分の居場所が判らなくなって、なので一旦は車通りに出たところ案の定、埠頭(漁村)への道標を発見！埠頭(漁村)は目と鼻の先でした。写真のとおり海の様に見えますが、海じゃなく人工の水道らしいです。
そして埠頭へ到着、でも漁船が停泊している訳も無く人もまばらで私のイメージとは違っています。後になってコノ埠頭の事を訪ねたら、この小さな埠頭からナント！！香港への旅客船や、輸入輸出船が出ているとの事、見た目は対岸への渡し船用の船着場ですが、印象とのギャップに驚きでした。料金は別にしてココから香港へ行けるのは非情に良い事だと思います。