BIGPADDY in BAOAN

興坪の町並みですが、阳朔の西街(シージェ)と比較しますと、そりゃ阳朔の西街の方か知名度もあって観光地として古い町並みを残しつつキレイに整備されています、そして興坪ですが、目と鼻の先に高鉄の駅が出来て阳朔より交通の便は良くなるかも？？石畳の通りに古い民家、通りに面した民家はお土産屋や食堂への改装が行われています、これからドンドン整備されてゆく事でしょう。今食堂などを開店するなら興坪の方た良いと思います。広州南⇔高鉄：阳朔駅までは片道２時間少々、世界に誇る観光地が２時間で行けるわけですから、これからも頻繁に訪れてたいと思います。

という事で高鉄：阳朔駅から興坪鎮まではバンで約20分、途中の未舗装のガタガタ道にはスリルを味わいながら無事到着しました。

興坪のバス駅です。田舎町の小さなバス駅という雰囲気ですね、特に変わった所ではありません。

ちょっと心配だったのでココの始発時間を確認してみました。高鉄の発車時間が8時50分なので、ここを8時始発で間に合うのか？確認したら、｢7時30分からチケットを売るから早めに来て欲しい｣と言われた。で、今朝、言われたように来たら既にバンが数台待機していて、客で満員になった順から出発していました、つまり時間通りではないすね。

ホテルを先ず決めようと最初入ったホテルは1泊390元！やはり国慶節のため高い設定です、その対面の民宿風のホテルは1泊227元、部屋を見せて貰ったら良さそう！寝泊りだけなのでコレで十分です。早々、興坪渡口へ散歩してきました。

渡し口の脇道から登山道を見つけました、数名の人が登り始めたので私も軽い気持ちで付いて行く事に、ところが！トンでもない急山です。日本にもお遍路巡りの山には鎖や階段で登る急山がありますが、全く同じですね！地図では｢老寨山｣と有ります。息が切れて足がフラフラなので両手を支えながら登りきりました。写真ですが眼下にみえる興坪の町並みです、ちなみに左上の赤←の山の向こうに高鉄：阳朔駅が有ります、約10キロ先です。

足がフラフラなので頂上の岩場で日没まで休憩していました。ここからの見晴らしは素晴らしく写真のとおりです、他にカメラと三脚を持った人達も数名います、というか大型の三脚や機材を持ってココまで登って来られた訳ですらか、その意気込みにはホトホト敬服いたします。私なんか三脚なんか無くて、只のカメラですからね。なんか旅行のパワーをココで全て出し切ってしまった感じですね。

2泊3日の桂林の興坪(シンピン)にアポ無しブッツケ本番の1人旅から帰ってきました。言いたい事は沢山ありますが順番に説明してまいりますので宜しく！先ずは阳朔駅周辺についてです。

高鉄：阳朔(ヤンスウ)駅ですが、ハッキリ言って辺ぴな所にあります。阳朔駅へ近づくと写真のような非常に見晴らしの良い場所を通過しますが、つまり駅は駅は山中に有るという事です。
写真は登りホーム上から広州方面を向いてパノラマ撮影しています。左が山、右も山ですが、右側山側面を切り崩してそこに駅前広場とバス駅が有りますので、次に説明します。
写真は下りホーム上から駅前広場を見下ろしパノラマ撮影しています。ご覧の通りです。山側面を切り崩して駐車場、バス駅、広場が整備されています。整備といっても駐車場やバス駅は、只の空き地です、雨の日はグシャグシャになるのが容易に想像できますね。
バスの時刻表です(これ高鉄の到着時間と合せているみたい)。バスチケットは近くの売店で手に入れます。阳朔行きは小型バス、興坪行きは10人乗りのバン、興坪行きは5元です。満員になるまで出発しませんね、ですから時間もアバウトという事です。
さあ出発！ところが自家用車のすれ違いがやっとの未舗装のガタガタ急坂を下ってゆきます。土埃が酷く、今やっと道路が整備され始めたという事ですね。右は急斜面、左は崖、バスは大きく揺れるしスリルは有ります。

さて、こうやって駅から興坪(シンピン)の町の方へ移動を開始しました。

3日間の予定で桂林へ行ってきますねぇ～。思いついた時は高鉄チケットは売り切れでしたが、スキマを見つけてやっと手に入れました。今回も阳朔ですが、高鉄：阳朔駅の周辺に集中してみます、もちろん初めての土地、バス移動やホテルは全く判りません。ブッツケ本番です、ホテルなんか普段の3倍になっているらしいですが仕方ありませんね。じゃ！！

阳朔の市街地から数キロにある月亮山景区をご存知でしょうか？この山には写真の通り山頂付近に大穴が有って非常に珍しい景観を見る事が出来ます。この大穴ですが多くの観光客は南側(左の写真)から眺めますが、実は北側(右の写真)のように見えるスポットが有ります。
この位置関係地図に表示するとこうなります。ご参考です。

この桂林旅行で約400枚ほど撮影してきましたが、この5枚、その中でもベストに値する写真です。場所は工農橋の上、国道？G321号線、阳朔から南へ向かい遇龍河に掛かる橋です。どうしてココに橋を掛けたのか？橋の上からこの風景を予測していたのでしょうか？スゴイ！！、最高の夕日に遭遇できて良かったです。

七仙峰景区からの戻り道は快適そのものでしたね、何故かって…ほとんどが下り坂だから！という事でイッキに阳朔の市街まで戻ってきました。

食事しようと西街(シージィエ)まで来ましたが、まだ年初二(旧暦新年の二日目)というのに人がイッパイです、さすが観光地！私は人混みは嫌なので漓江(リージャン)へ向かいました。桂林から川下りした多くの客はこの港で降ります。ここでパノラマ撮影です、左(北：上流)→中央(東)→右(南：下流)の動きです。ちょうど客を降ろした空の船が上流へ向かっています。川の流れはソコソコあるのでエンジンを吹かしていますがゆっくりとした登りですね。

食事の後、昨日寄り道して途中で諦めた細道へチャレンジする事にしました。衛星地図上では確かに道が有ります、さすがに自転車なら通れると見込んでのチャレンジです。

この時点では全く不安はありませんでしたが、、、
道が段々と細くなってきました、でも4輪車が通った跡があります。このあたりから携帯電話の信号が途絶え・・・
とうとう、こんな細道になってしまいまいた。前方に藪が有りますがココを突っ切るしかありませんね！
やっと抜ける事が出来ました！来た道を振り返って撮影しています、赤↓の方から通り抜けたわけです。約4キロの道のりですが初めての土地はスリルがありますね。

阳朔の街から直線で僅か10キロくらいの距離だと思いますが、この周辺には桂林特有の山はありません、左の写真でみるように奇岩は遥か遠方で手前は普通の山です。どうやら、こういった奇岩は桂林という場所だけではありませんね、新幹線で来る途中にも沢山見えましたから。私は学者ではありませんが、石灰岩が露出した地域とか何かの条件が揃ったから、今のような景色になったと思えます。
嬉しい湧き水です、頭上を見上げると巨大な崖っぷち、そこからの清水が湧いているのだと思います。荷物になるから途中の店で水を買っていません、それにこの先に店は期待できないので、ここで小休止としました。この水で救われました。
七仙峰の頂上部分を散歩していると満開の桜を発見しました、日本でみるソメイヨシノとは違い小ぶりの花弁ですが、桜は桜ですから。蜂蜜のブンブンが低くうなって聞こえますね。
最後に頂上部からパノラマ撮影です。北(左)→東(中央)→南(右)の180度パノラマですが、手前に見える山々は全て金柑園、そして遥か遠方に見えるのが奇岩です。

朝8時、ホテル前のママチャリを借りて早速出発！ここから北上し七仙峰景区という所を目指します、地図上では近く思えましたが登り坂が続き予測外の苦戦でした。

ホテルから走り始めて直ぐに田舎道にはりいました、振り返ると朝霧に曇った山が幻想的にみえます。写真ですが最高という出来ではありませんが雰囲気は伝わると思います。この時点では平地を走るので対した事は有りませんが、この先から急坂が始まりです。
写真は七仙峰景区までの中間地点あたりです、切り立った崖が見えたので小休止しながら撮影です。ココまでの道も辛かったですがこの先も急坂です。桂林特有の奇岩はありませんが、引き返すのも嫌なので登るしかありませんね。もちろん目的が有るから登っている訳ですが、地元の人から見たらママチャリで登っている様子は可也目立っていたと思います。
明らかに判る峠を越えたら下り坂、その先に目的地の看板が見えました。後1.5キロなのは良いけどこの最後の登りも可也辛かったです。写真でも見えていますが周囲は全て金柑(キンカン)農園です、先日の何十年振りの寒さ対策だと思いますが霜よけビニールの覆いが目立ちますね。

もう疲れて写真撮影どころではありませんがね、七仙峰景区というのは七つの峰が連なった山という事らしいです。頂上部は写真のとおり窪んだ平地がありますが水は溜まっておらず、その周辺にお茶が栽培されています。ここに来るまでは全てが金柑農園ばかりですが、この頂上部だけはお茶園になっています。この山の標高ですが400メートル程度だと思います。

やはり無理ですよ、写真たったの5枚で紹介するのは。という事で沈下橋？？の上から360度パノラマ撮影したので紹介します。東(左)→南→西(中央)→北→東と回っています、ここでは筏下りは見えませんね。

ホテルへの帰り道の途中ですが、脇道へ入ってみました。衛星地図上では阳朔の市街方向へ道が有りますが、実際は道幅が狭くなっています、この先は進めるのやら・・・陽がくれて来たので少々不安。ココまで来たという事で写真を撮ってホテルへ帰りました。
ホテル近くまで戻ってきました、で、見つけたのがコノ標識、え？広州？？阳朔の繁華街からは遠く離れた場所にどうして？ココからだと広州まで569キロなんですね。新幹線や高速道路が開通する以前から有ったのでしょうか？もしかして今走ってきた道は旧道だったのかも、標識に歴史を感じました。