BIGPADDY in BAOAN

壊れた電源ユニットを交換しても復帰しないので近くの電子城の修理店へ持ち込みましたが、店長から｢出来ない｣とアッサリ断られてしまい修理の可能性は無くなりました。でも取り外した SATA-HDDや DVD Multiドライブは再利用可能です。手持ちに SATA-USBアダプタとDC電源が有ったので 外付けUSB-HDDとして再利用する事にしました。コレをPCに接続して転送速度は約27Mバイト/秒とマアマア使える速度です。84Gバイトといささか小さいですがチョットした保存に使えそうです。

自力村の細道を只フラフラ歩き何か被写体探しです。ある脇道から畑の奥の方に目を移すと身の丈程の梅の苗木に赤いモノが････近くまで寄ってみると未だ一分咲き程度ですね。また歩くと苔むした屋根瓦に赤い花が････望遠でアップしましたが初めて見る花で名前が判りません。またまた歩くと芝生の上をアヒルの群れが･･･私が近寄っても逃げる気配がなくスッカリ人間慣れしています。目イッパイ寄って横顔をパチリです。深セン湾や公園で見かける野鳥もコレくらいアップで写せたら良いのですが････

開平市の世界遺産ですが何処を見るにも入場料が高いので｢見たい」という気持ちが冷めてしまいます。そこで運転手へ｢無料で見れる場所は有るか？｣と尋ねると｢赤坎古鎮｣は無料との事。日帰りバスの時間が気になったので早々ソコへ向かう事にしました。ココは河の対岸に数百メートルにわたって古い街並みが残っていますね。河も大河ではなく対岸へは数十メートルの小橋を渡って行きます。ここでは地元の特産品や乾物、骨董品の店が軒を並べており安く買い物が出来そうです。運転手は改革開放に関連する骨董品を販売する店を紹介してくれて入ってみると毛さんの人形や改革解放にまつわる骨董品がズラリです、なかなか興味深いです。

民家や碉樓にはイロイロな装飾が施されています。碉樓の屋上部分には屋号や特徴的な装飾を作って周りに誇示していますね。きっと遠方から見ても識別出来るようにしたのでしょう。また門扉の上部や壁にはカラフルな絵や鳥や動物の姿を立体的にした飾りをつけています。これはローマ時代の装飾のようですね。特に門扉上に吊るしてある数本の木、よく見ると刺が有ります。理由はわかりませんが魔除けなのでしょうか？

自力村の周辺は水田ですが今は休耕地ですね。入り口に掲示してあった紹介写真では春先は一帯がアブラナの花で埋め尽くされとれも綺麗な風景ですね。可能なら春にもう一度行きたいです。村の中には碉樓が適当な距離をおいて点在していていますが何故か？どれも空き家ですね、世界遺産だからでしょうか？どうやら村人は碉樓脇の平屋に住んでいる様です。そこでは食事を作ったり、洗濯を干したり、鶏・アヒルなど放し飼いで生活感で溢れています。ここでは電柱が有りません、それに自動車・バイク類も、また下水道も有りません。衣食住ではイロイロな制限が有ると思いますね。世界遺産の地域に住むというのは如何なのでしょう？

昨日ですが日帰りで開平(カイピン)市にある世界遺産を観光して来ました。私の場合は宝安-福永-沙井から出発する長距離バスで片道：100元(時期によって変動)約4時間で到着です。朝8時に福永から出発し江門(ジャーメン)を経由し開平バス駅へ到着。ローカルの面食堂で食事して観光開始ですが路線バスが見付からない。仕方なく駅前で群がっている白タク(軽バン)のオジサンの一人と価格交渉。一人＝150元は可也ボッタクリだと思いますが手っ取り早く行きたいので仕方ありません。さっそく車に乗り込んで自力村碉樓群へ向かう事に。開平市市街地を抜けると辺りは川と水田ばかりでポツポツと村落が見え始めソノ中央にはノッポの碉樓があります。この地方の村はどれも碉樓を中心に一族がテリトリを形成しているんですね。なので自力村へ行かなくても途中の民家をみても十分だと思うのですが、世界遺産に登録されている自力村はもっとスゴイのか？期待は膨らみますね。運転手は地元の人しか通らない農道ばかりを通るので少々不安でしたが無事、自力村碉樓群に到着ですが予想外！に入場料:80元が必要との事。じゃぁ他は？という事で運転手へ聞くと他の観光地も同様に100元程度の入場料が有って一つ一つ廻ったら大金です。他にも観光しようと予定していましたが似た様な景観だったら他の観光は要らないと思い始めました。自力村碉樓群というのは一つの地域に碉樓がまとまって保存されているという事だと思います。これら碉樓群はどれも1920年前後建造との事で比較的新しい遺産ですが当時、財を成した人々が西洋の建築手法を用いて贅を尽くしたのでしょうがソノ一方で庶民の暮らしというのはどうだったか？気掛かりです。